シトラスリボン日記(№9)
私たちは、色とりどり🍂
いちごハートねっと事業は、現在122の社会福祉法人が参加し、研修会は勿論、地域の皆様を対象に行っている
支援事業についても、種別(法人事業の専門分野で、対象ごとに高齢・児童・障害などがあります。)
を超えて、協力し合い活動しているところが、大きな”特徴””であり”強み””となっています。
世界のVIP
今回ご紹介させて頂くのは、足利市の社会福祉法人こころみる会さん。
「ココ・ファームワイナリー」と言ったら、きっとご存知ではないでしょうか。
そうなんですよ、この県外にも多くのファンを持つこちらの人気店も、いちごハートねっと事業の会員法人さんです。
こちらのワイナリーが全国的にも有名になったのは
2000年に開催された九州沖縄サミットの晩さん会で、ココ・ファームワイナリーさんのスパークリングワイン「NOVO」が使われたこと。
更に、2008年の北海道洞爺湖サミットでは、総理婦人主催の夕食会にふるまわれた赤ワインが、ココ・ファームワイナリーさんの「風のルージュ」であったこと。
世界のVIPが集まる席において、2回も選出されているという、日本が誇るワインナリーであるということなんです。
ワイナリーの歴史
でも、どうしてワイナリーやカフェ(レストラン)を、社会福祉法人がやっているんですか?と、不思議に思いますよね。
では、この葡萄畑の始まりから~ 少しだけお話しましょう
始まりは1958年、読み書きの苦手な中学生たちの自立のために、一人の教師が生徒たちと始めた葡萄の苗を植える作業。
足利市の人家も無い山深いその場所は、勾配38度の急斜面でした。山に張り付くようにして丹精込めて植え続け、見事な
葡萄畑が出来たのです。そして現在も、この葡萄畑やワイナリー、カフェでは、障害者支援施設「こころみ学園」など、大勢の障害を持つ方が、一生懸命働いているのです。
収穫祭(本年は#どこでも収穫祭として特別開催)頃、それは見事な葡萄畑を一望にしながら頂くワインは、味わいもひとしおです。
シトラスリボンを置いてみたら
そんな、超人気店に、宇都宮市内の会員法人さん2か所、県南1か所が結んでくれたシトラスリボンを置いてみたら……
11月の3連休に、シトラスリボン約260個を、こころみ学園のワイン醸造場、ココ・ファーム・ワイナリーのテイスティングコーナーの角に設置しました。
これまでシトラスリボンについて知らなかったので、スタッフは『とりあえず置いてみますね』くらいの感じで樽に乗せておいてみました。
すると初日の夕方に、すでにたった10個しか残らないほどの反響でした。
不思議なことに残った10個はオレンジ色ばかりでしたが、翌日にはその10個もきれいに無くなってしまいました。
お客様も思いのほか興味も持たれていたのだろうと思います。
コロナ禍と戦う人たちにエールや感謝の気持ちをお伝えしたいと思っている方が、それだけたくさんいらしたのでしょうね。
デザインや色も可愛くて、このような手軽な形で皆さんの気持ちを表すことができることがとってもよかったようです。
これからもこんな形でご協力できたらと思います。
と、あっという間にシトラスリボンは、それぞれの地に飛び立って行ったようです。
今頃きっとどこかで、 思いやりの芽が…… と、願っています。
【今回のおまけミニ情報】
こころみ学園さんは、葡萄畑だけでなく、いろいろなお野菜を作っているのでお酒が苦手な方も、カフェでその日朝採りした新鮮なお野菜を、たっぷり使った洗練されたお料理を、リーズナブルなお値段で楽しむことが出来ますよ。
ぜひ、ご家族お友達とお出かけしてみてくださいね。
いちごハートねっと事業の会員法人は、実は美味しいカフェ(レストラン)が多いと、改めて気づきました